「ダウンロード違法化」の著作権法改正案が閣議決定
違法録音・録画物を違法と知りながらダウンロードする行為を禁止するなどの改正案を盛り込んだ著作権法改正案が10日に閣議決定した。今国会に提出し、2010年1月1日の施行を目指す。
改正案には、違法録音・録画物を違法と知りながらダウンロードする行為の禁止や検索エンジンのキャッシュ・データバックアップは著作者の承諾を得ずに行えること、海賊版DVDなどのオークションに出品する行為を禁止する規定などが盛り込まれている。ITmediaより
ダウンロードの違法化、これまでグレーゾーンと言われてきたダウンロードが本改正案での違法が明確化されることになります。これからはグレーからクロになるわけですね。
ところで違法化されても違反に対し罰則がないということで、どこまで法律の効力があるのかは微妙なところです。
そもそも、このような法律が出る以前からネットワーク上に存在している画像や動画の多くは厳密には違法なんですが・・・。著作者の承諾を得ていない著作権物は彼方此方に溢れているわけで、YouTubeやニコニコ動画などの動画サイトや画像サイトに投稿されている多くは著作者の許可を得ていない違法アップロードですし、このようなサイトの利用者の多くはこれが違法アップロードだということは知っているはずです。となればこのようなサイトを利用するほとんどの方が今回の改正案では違反者になるわけですね。そんなのを取り締まるのは無理でしょ、どう考えても。となるとこの改正案は単なるお飾りの法律という気がしてなりません。この改正案の有無でどれだけ変わるのか疑問が残りますね。
スポンサード リンク
0 コメント:
コメントを投稿